2010年10月10日

予想以上にすごい! SNS型語学学習サイト「Lang-8」を試してみた。

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今日はインターネットのサイトを紹介します。
ラング8」というサイトなんですが、独学で外国語を勉強している人にはかなりの手助けになると思われます。

このサイトの特徴は「SNS型語学学習サイト」であるという点。

「SNS型」って言っても、なんのことだかよくわかりませんよね〜。 実際に入会して、どんなものなのか試してみたので報告します。
早速見ていきましょう。

まずはMIXIとかFACEBOOK,TWITTERと同じように入会手続きします。

ログインし、まずはプロフィールを設定します。 「学習中の言語」という項目があるので、勉強したい言語を設定します。

すると、HOMEの画面の左下に「おすすめのユーザー」というのが表示されていると思うので、ここをクリック。
TWITTERのフォローみたいな感じでどんどん友達申請していきます。(自己紹介文を書く必要があります。)

画面1.jpg



それから、いよいよ「日記を書く」をクリック。
自分の勉強している言語で日記を書いてみましょう。

わたしはタイ語を勉強しているので、試しに辞書を引かずにうろ覚えスペルのまま自己紹介文を書いてみます。

画面2.jpg


しばらく待ってみると…

画面3.jpg


おお! 返ってきてる返ってきてる!!

「友達申請」した人たちから添削済みの文章が返ってきています!!

画面4.jpg


しかもメッセージまで! 「がんばってね。」みたいなことが書いてありますよ!
うう〜んこれはやる気でるかも?

これだと添削されても、「何が間違いだったのか」間違いの理由がわからないのですが、例えば「どうしてここの文は間違いですか?」みたいな感じで日記上に質問を書くと、(語学教師も登録している人がいるので)かなりしっかりした文法説明もかえってくるみたいです! 特に英語や日本語を勉強する場合は、学習人口も多いのでおすすめです。


独学で勉強できて、しかも目標言語が母語の友達までできてしまうんですね。 うう〜ん、これはホントにすごい!

ネットが通じる環境なら、海外の中等教育機関で教える場合にも文通とかの代わりに使えそうです。


自分も早速、これでタイ語の勉強してみます!


 
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2010年09月21日

求められる外国人労働者の日本語能力と日本語教育の現状

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garbagenews.netより。

内閣府は2010年9月13日、労働者の国際移動に関する世論調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、外国人労働者に対して日本語能力を求めている人は94.2%に達していることが分かった。他に「日本の習慣に対する理解」「日本の文化に対する理解」で9割近い人が重要だと考えている。 (続きはhttp://www.garbagenews.net/archives/1529547.html)


一口に「外国人労働者」と言っても、単純労働者から大学の教授までいろいろいるわけで、どのような人の事を指しているのかいまいちわかりませんが恐らく単純労働に近い人々をイメージしての調査なのではないかと思います。

高齢化社会を背景に「外国人労働者を受け入れなきゃ」という機運は今後ますます盛り上がってくるかもしれませんし、日本へ入国するためのビザをとることも容易になってくるかもしれません。

そうすると、今まで以上に多くの外国人に日本での「就職機会」が与えられるわけですが、肝心の日本の「受け皿」はそんなに簡単には増えません。簡単に言えば働き口が急激に増えることはないと思うんです。

そうすると、次に起こりうるのは「外国人に求める資質の向上」でしょうか。これまでは単純作業ならカタコトの日本語でも、自然習得でとりあえず最低限の意思疎通ができる日本語でも労働力としては問題ないとされてきましたが、今後は「ちゃんとした日本語が話せる」人をとりたがる傾向が強くなってくる可能性もあります。

考えてみれば、工場のような単純労働を強いる職場でも、日本人労働者に対してなら「コスト意識」を常に求める企業は多いと思います。現場のちょっとした工夫で歩合が上がった、なんてことはありそうな話です。仕事の効率を上げるための、ちょっとした「意見」や「アイディア」が外国人労働者の口からも出るようになれば、会社の大きな強みとなるでしょう。


しかしながら、こんな記事もあります

Yomiuri Onlineより
「日本語学習」利用伸びず 豊田の支援システム
-景気激変で余裕なく-

豊田市、名古屋大学、企業、自治会などが協力して構築した「とよた日本語学習支援システム」の運用が今年度から本格的に始まった。しかし、景気の波に翻弄(ほんろう)されて参加する企業や地域が伸び悩み、市は積極的な利用を呼びかけている。(中略) 受講者を集めて会場さえ確保すれば、講師料は無料。試行期間中、2企業、2地域などが参加し計28クラスが開かれた。本格運用の今年度は10企業・地域での開催を見込んだが、8月末現在で1企業、2地域にとどまり、システムを統括する名古屋大の衣川隆生准教授は「期待よりはるかに少ない」と肩を落とす。 (続きはhttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20100919-OYT8T00833.htm


企業は「日本語が話せる外国人」を求めていながらも、やはり教育支援となると二の足を踏んでしまうのでしょうか。景気が悪いとはいえ、残念なことですね。中長期的に見れば、企業が日本語教育を支援することは決して無駄ではないと思うのですが。

景気が悪いと余剰人員を抱えられないので、どうしても外国人労働者に日本語を勉強してもらう時間が割けないのでしょうね。

なんとももどかしいジレンマを感じます。


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2010年05月31日

『日本人の知らない日本語』 ドラマ化。主演は仲里依紗

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台湾行って怒濤のブログ更新した後、燃え尽きて更新を停止しておりましたが
またまたぼちぼち再開します!!

ORICON career より。
 女優の仲里依紗が読売テレビ・日本テレビ系新ドラマ『日本人の知らない日本語』(7月15日 後11:58スタート)で連続ドラマに初主演することが26日、わかった。新米教師として日本語学校に赴任、個性豊かな外国人生徒9名を相手に、自分の信念を貫いて指導しながら高校教師を目指す女性・嘉納ハルコを演じる仲は「自分の国の文化を見つめ直すことができ、自分自身のためになるドラマになると思います」と意気込みを寄せている。(続きはhttp://career.oricon.co.jp/news/76609/full/


やりましたね!日本語教育の世界がドラマになるのは快挙ですね!

これでまた日本語教師志望者が増えるのかな?

どんなふうに日本語学校の日常が描かれるのか??ちょびっと楽しみです。

さすがに仁侠言葉を話す学生には会ったことありませんが、「武道に興味があって日本に来た!先生、カラテできますか?」って西洋人はいないことはないかも…。


マンガも好評発売中ですね! 


日本人の知らない日本語

日本人の知らない日本語

  • 作者: 蛇蔵&海野凪子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


日本人の知らない日本語2

日本人の知らない日本語2

  • 作者: 蛇蔵
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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2010年02月10日

ウズベキスタンでボランティア日本語教師募集中

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河北新報より

日本人先生待ってます ウズベクの子ども懇願

 中央アジアで日本語を学ぶ子どもたちと交流しませんか―。仙台市出身の大崎重勝さん(故人)がウズベキスタンのリシタンという小さな町に開設した私塾「NORIKO(のりこ)学級」が、ボランティアの日本語教師を募集している。大崎さんが「子どもたちが楽しく過ごせる場所に」と始めた日本語教室は地元にすっかり定着。夢を抱きながら猛勉強する子どもたちは日本人の先生を心待ちにしている。


大崎重勝さんという故人が、私費を投じて開設した100%ボランティアのみで運営されている「NORIKO(のりこ)学級」というのが、中央アジアのウズベキスタンにあるそうです。

ここは「貧しい人でも日本語教育が受けられるように」という創立者の理念に基づき、学生から学費を一切徴収していないとのこと。
ここで勉強し、在ウズ日本大使館の職員になった人もいるということで、地元ではなかなか有名な日本語学校のようです。

この学校では随時日本語教師ボランティアを募集している様子。

教師になるのに経験・知識は問われないそうです。
日本語教師の経験のない方の最初のチャレンジとして、、ここはお勧めかも?

日給などの手当もつかないので、青年海外協力隊とは違ってホントに自力で何でもやっていきたい!という人に向いているんじゃないかと思います。


ホームページを見てみました。子供たちの笑顔がまぶしい。
和気藹々と日本語を学んでいる現地の姿がうかがえます。


日本語教師を目指す人は、ホントはみんなこんなことがやりたいんじゃないでしょうか。


ホームページへのリンクを掲載しておきますね。

リシタン ジャパンセンター   ← 日本語学校の運営団体

ようこそ!ウズベキスタンへ   ← 旅行会社の学校紹介ページ

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2010年02月08日

Eラーニングサイト「アニメ・マンガの日本語」サービス開始

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日本の漫画やアニメから日本語を学ぼう!というコンセプトの
Eラーニングサイト「アニメ・マンガの日本語」がサービス開始していました。

サイトの運営団体はなんと国際交流基金です。

ちょっと中身を覗いてみると…。

Character "Girl"
「お兄ちゃんのバカ〜!」
STD = 「お兄ちゃんはひどいです。」
怒って言う事もあるが、からかわれた時や恥ずかしい時に軽く愛情を込めて言う場合もあり。

Character "Osakan"
「好きでデカなってんちゃうわ。」
STD = 「好きで大きくなっているのではない。」
I didn't get big for benefit.

ちなみに、音声も確認できます。
学生にマンガのセリフの意味とか質問されたら使えるかもしれませんね。



う〜〜〜ん、、面白いですけど、国の税金使ってまでやることなのかと言われると、微妙かも。。。


「事業仕分け」か…。

posted by MSD at 04:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

久々更新@
日本語能力試験一級の「エヴァ」っぽい問題

一度更新を止めるとめんどくさくなるもんですねえ。
1ヶ月以上?更新していませんでしたがまたまた再開です。

ちょっと古いネタですが…。

以前、Twitterで「今年の日本語能力試験一級の聴解問題で、エヴァンゲリオンっぽい問題が出た」旨をつぶやいたら、けっこうな反響でした。

ま〜ネタとしてはもう古いんですが、いちおう問題を貼りつけておきます。

日本語能力試験は過去問が出るまで公式には非公開なので、この問題が本物かどうかは未だわかりません。

ですが、ボクの働いている学校で、実際受験した生徒も「最後の問題はみんな笑っていた」と言っていたので恐らく真実でしょう



んん〜、おもしろいですけど、1級受ける人の中にはアニメに詳しくない人もいるわけで、そういう意味で検定試験問題としてはちょっと不公平かもしれません。

posted by MSD at 03:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本語教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

こんな「日本語」教育もあったんだ!日本の子供が学ぶ新教科「日本語」とは!?

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毎日新聞より

公開授業:「日本語」授業を公開 小中の教員ら視察−−新発田・御免町小学校 /新潟

 新発田市内の全市立小学校24校と中学校10校で、今年4月から新たな教科「日本語」の学習が始まっている。<中略>09年度研究推進校の一つ、御免町小ではこのほど、公開授業が行われ、市内の小中学校の教員ら約70人が視察した。

 公開授業は2、3、5年生の各1クラスで行われた。5年生のクラスでは清少納言の「枕草子」について学習。児童たちは朗読した後、「春はあけぼの」で始まる冒頭部分の空の色の変化について意見を発表し合い、作者の感性を学んだ。



「日本語」教師やっている私としては、教科としての「日本語」=日本語を母語としない人たちに教える日本語 というイメージなのですが、いやはやこんな教育も行われていたのですね!

う〜ん、でもどうなんでしょうか。以下に自分の意見を書いておきます。

今回はちょっと批判的に行きます!



続きを読みたい方はこちらをクリック


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2009年09月20日

女子留学生殺害容疑、同居の中国籍学生を逮捕 京都

朝日新聞より

 同居の中国人女子留学生を殺害したとして、京都府警は19日、日本語学校の男子留学生で中国籍の王福洲容疑者(23)=京都市左京区田中東樋ノ口町=を殺人容疑で逮捕し、発表した。王容疑者は「殺したことに間違いありません」と容疑を認めているという。

 府警によると、王容疑者は14日午後4時ごろ、同志社大学留学生別科に留学中の許今蓮さん(24)と金のやりとりをめぐって口論になり、アパートの自室で首を両手で絞めて殺害した疑いがある。



京都、ということでうちの学校の学生だったらどうしよう、、とドキドキしたのですがどうやら大阪の日本語学校に通っている学生のようです。ほっ

ごくたまに、この様に日本語学校に通う学生の犯罪が報じられることがありますが、99.99%の学生はとても真面目なのでこういうニュースが流れるとショックですねえ。

それに、万に一つではと思うのですが自分の学生がこの様な犯罪に巻き込まれたり、あるいは加担したりしてしまったらどうしようと考えてしまいます。私は非常勤なので現在学生の進路相談などは任されていないのですが、以前はクラス担任という形で若干ですが関わっていました。

今回のニュースを見て、学生との対話ってやっぱり必要なんだなぁと痛感しました。

日本語学校では学生の出席率をとても重視します。出席率で大学や専門学校に進学できるかどうかも決まりますし、入管との関係もあるからです。

大阪の日本語学校で担当されていた先生は気が気じゃなかっただろうなぁと想像してしまいます。

何はともあれ、今後この様な事件が起こらないことを祈るばかりです。

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2009年09月16日

日本語教育能力検定試験迫る!!
今使っている参考書を紹介してみた


日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド (CD-ROM付)


日本語教師になるなら、なるべく合格しておきたい「日本語教育能力検定試験」。
まあ養成講座卒業しただけでも、同等の資格と見なされますが明らかに試験に合格するほうが難易度が高いので、合格していると就職のとき若干有利だと思います。

かく言うMSDは国内の日本語教育機関で働きだして約1年になりますが、実は検定試験合格してません。去年初めて受けてみたのですが残念ながら不合格でした。

ま、別に持ってなくてもいいかな?とかも思ったりするわけですが大学院にいる間に勉強して、できたら合格したいな〜なんて思っています。


で、私が現在勉強に使っているのが↑この本↑。
「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」です。

この本のいいところは、試験の前半が1冊で殆どすべて網羅されている点。日本語教育能力検定試験の出題範囲はムチャクチャ広いので、講義を聞いてノートにまとめると、結構膨大な量になります。各専門書を見るにしても「あれはどこに書いてあったっけ…」と探すのが結構タイヘン。ですのでこういう風にコンパクトにまとまった本は非常にありがたいです。
「コンパクト」とは言え、最低限以上の情報は書かれていますし、内容も最新の教育事情を反映して書かれています。しかも説明もわかりやすいです。じっくり読んで、その後章ごとにある練習問題を解いて、その後過去問を解くという流れが良さそうです。

試験まであと一ヶ月。MSDはグダグダ勉強してるので合格は無理かもしれませんが、とりあえず皆さんがんばりましょう!!

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2009年07月11日

プリンストン大学教授 牧野成一氏の講演を見た。

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本日、立命館大学 衣笠キャンパスで行われました「第1回学術講演 日本語、日本文化教育とアニメ:『千と千尋の神隠し』の場合」を見に行きました。講演された牧野成一先生はアメリカのプリンストン大学 東洋学科の教授(言語学博士)で大変著名な方だそうです。

内容は、非常におおざっぱに言えば「プリンストン大学では『千と千尋の神隠し』をどのようにして日本語教材として使用しているか。」というものだったと思います。

これは映像教材なのですが映像を授業で直接見せるということはなく、各自が個別に見てきて授業では先生の話を聞いたり自分の意見を言ったり、、という流れになるようです。

で、この映像を基にしてどのようなお話をされているか、という点ですが例えばキリスト教的宗教観と日本神道(もしくはアニミズム)的宗教観の違いについて考えてみたりだとか、映像を通してみる日本のスモールC文化の考察(ハンコの文化・電車の文化・お風呂、温泉の文化)だとか、人面鳥から半獣半人の登場する神話について考えてみたりだとか、非常に高度かつ多岐に渡る内容でした。

う〜ん、やはり私がやってる初級クラスとはかなり違いますね。

あと、物語の解釈としては、先生は「水の物語」であり「恩返しの物語」であるとおっしゃっていたのですが、生徒によっては「旧帝国日本軍と当事の朝鮮の関係を象徴化した物語だ」と解釈したり、「資本主義批判の物語だ」「ラブストーリーだ」などなど、いろんな解釈が学生から出てくるそうです。

このように、「想像の名のもとに自由に映像の意味解釈」をし、発言する「内容本位の授業」を目指しているとのことでした。正解の無い授業なので評価をつけるのは大変なようです。

なるほど〜、まあ読解の授業では似たようなことをやろうとはしているのですがここまで高度な内容に持っていけるものなんですね。
勉強になりました。








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2009年06月19日

備忘録: なら・たら・ば・と の違い

日本語を教えるに当たっての、難しいところの備忘録です。


1 「なら」と「たら」の違い

a. 時間関係が違う。

ディズニーランドへ行ったら、チケットを買う

= ディズニーランドへ行った後で買う

ディズニーランドに行くなら、チケットを買う

= ディズニーランドへ行く前にチケットを買う


b. 前後の文に時間の関係がない場合はだいたい同じ意味になる。

 タイで働きたかったら、タイ語の勉強をしたほうがいい。

=タイで働きたいなら、タイ語の勉強をしたほうがいい。



2 「なら」と「ば」

「名詞」と「な形容詞」は同じ形になる

→ 「みんなの日本語2」35課の活用表参照



3 「たら」と「ば」と「と」の使い分け

a 後半の文が無意思の文はどれを使ってもいい。

○「たら」 このスイッチを押したら、水が出ます。
○「と」  このスイッチを押すと、 水が出ます。
○「ば」  このスイッチを押せば、 水が出ます。

b 後半の文に有意思の文が入ると、「と」「ば」は使えない。
  (例えば、「〜て 下さい」「〜たい」「〜つもりです」「ましょう」など。)

○「たら」 この橋を渡ったら、少し休みましょう。
×「と」  この橋を渡ると、 少し休みましょう。
×「ば」  この橋を渡れば、 少し休みましょう。

c 後半の文が有意思でも、前半の文が状態のときには「ば」が使える。

○「たら」 時間があったら、行きたいですね。
×「と」  時間があると、 行きたいですね。
○「ば」  時間があれば、 行きたいですね。





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2008年10月10日

留学生受け入れ30万人計画に明日はあるのか?

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10月6日付け 読売新聞 社説より

留学生政策 30万人受け入れへ議論深めよ


(本文より引用)
政府は、大学などで学ぶ留学生を、現在の12万人から2020年をめどに30万人にまで増やすことをめざす「留学生30万人計画」の骨子を策定した。

 政府が留学生受け入れ政策を打ち出すのは、1983年に「留学生受け入れ10万人計画」を掲げて以来、25年ぶりのことだ。

 大学や大学院の国際化が進み、研究が活性化すれば、科学技術の振興や産業の国際競争力向上にも役立つ。

 日本と諸外国との懸け橋となる優秀な人材を育てることは、国際社会で日本が発言力を増す上でも重要なことだ。

(引用終了 続きを読みたい人はこちらをクリック)



マスコミに大きく取り上げられることはありませんが、日本の日本語教育振興政策は拡大傾向にあると思います。阿部首相(当時)が提唱した「21世紀東アジア青少年大交流計画」なんてのもありますし、海外の中核的な日本語教育機関をつなぐネットワークを作りと、その拡大(さくらネットワーク)なんて話もあります。

で、国内に目を向けてみるとこれ。「留学生30万人受け入れ計画」。

中曽根首相の頃に提唱された「10万人受け入れ計画」が2003年に達成されたのですが、それの拡大推進政策といったところでしょうか。


日本語教師としては、生徒が増えることは大歓迎です!
まあ、世のため人のためというより、自分のための賛成なんですけど・・・。つまり学生が来た方が先生の需要も上がるわけで・・・。

教員不足が指摘されれば、教師の待遇向上すべきなんて言う議論が出てくるかも知れませんし。

でもまあ大切なのは、30万人計画というのが本当に必要なのかどうかというところだと思います。

留学生の多くは、もちろん日本で働くか、出身国に戻って日系企業で働くことを夢見て日々勉強しているわけですが、ホントに留学生を雇ってくれる会社ってそんなにたくさんあるんでしょうか。

外国人を雇うところは、(国内だと)大体が即戦力重視であることがおおいんです。留学生は、言葉はできますが即戦力、というのとはちょっと違う感じがします。

結局これも需要と供給のバランスで、せっかく日本語学校の生徒が卒業したはいいけれど、就職先が見つからないというのはちょっとかわいそうな気がするんです。

高いお金を払ってきていることが多いので、日本語学校でいろんな事を学び、就職先も決まってほしいものですね〜。

30万人、なんて言うこだわりはそんなに必要ではなくて、「留学生受け入れ推進」とかにしておけばいいのにな、と思います。30万人という数字は多分、他国との留学受け入れ人数の比較から出てきたのでしょう。


ラベル:30万人計画
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2008年09月28日

「寺村秀夫フェスタ」に行ってきた



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9月27日に行われた「寺村秀夫フェスタ 寺村秀夫とその時代」に行ってきました。
このイベントはくろしお出版が主催し、日本語研究・言語研究・日本語教育に多大なる功績を残した寺村秀夫氏の生誕80周年を記念して企画されたものです。

東京・京都2都市での開催が予定されていますが、今回は京都で開催された「寺村秀夫とその時代」に行って参りました。

イベントの詳細をレポートします!

続きを読みたい方はこちらをクリック
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2008年09月26日

インドネシア人看護婦受け入れから約1ヶ月
現場は今、どんなかんじ?

MSN産経ニュースより
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インドネシア人看護師・来日1カ月 
受け入れ病院側に後悔の声も 課題浮き彫りに


 インドネシアとの経済連携協定により、日本で働く看護師や介護福祉士候補のインドネシア人約200人が来日して1カ月あまりが経過した。慢性的な人手不足にある医療や介護の現場を支える新たなパワーとして期待を集め、日本側の斡旋(あつせん)機関は「外国人労働者に門戸を開く大きな一歩」という。しかし、受け入れた病院側は今になって「甘く見ていた…」と後悔しているところもあるなど課題も浮き彫りになってきている。(続きを読みたい方こちらをクリック)



EPAによって日本にやって来たインドネシア人看護婦さん達。
来日当初から問題点はあちこちで指摘されていましたが、やはりというかなんというか、問題は山積みのようですね。

前回このブログでこの話題を取り上げたとき、「受け入れ側の準備がきちんとできているかどうかが問題」みたいなことを言いましたが、「準備」というのは当然コスト換算についても必要なわけで・・・。

結局、「インドネシア人を受けいるのはコストパフォーマンスがいいのか、悪いのか」という話になってくると思うんですよ。

看護師って、女の子の中では比較的「憧れの職業」だと思うんですよ。なりたい人は多いのに、実際なる人が少ないと言うことは、「労働条件が悪い」ということですよね。国が補助金を出すなりなんなりして、労働条件を改善し看護師を「誰もがなりたい職業」にしてしまうのに必要なコストと、インドネシアから看護婦を受け入れて日本の生活になじませるまでの教育コストと、どちらがかかるんでしょうかねぇ・・・。

国としては、後者の方が「安い」と踏んだんでしょうが、実際は前者の方が低コストの可能性がアリですね。

個人的には病院行ったらインドネシア人の看護婦さんが働いている、なんていかにも国際社会といった感じで楽しいな〜フフンと思うので、ドンドン来て頂きたいのですが、優先順位としては日本人が働きやすい職場環境づくりをもっと先に考えてゆくべきなのかも知れませんね。
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2008年09月19日

朝鮮学校に学べ!?
検定試験にも出る「イマージョン教育」って何?

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朝鮮新報より

イマージョン教育

 朝鮮学校で行われる朝鮮語教育は「イマージョン教育」と言える。イマージョンとは、母国語以外の言語を媒介とした教育で、その概念が確立されたのは60年代のカナダだ。朝鮮学校では、それ以前から前衛的な言語教育を行っていたことになる。(全文読みたい方はこちら)



国内にあるにも関わらず反日的教育だったり、金日成・金正日に対しての忠誠教育があったりして何かと批判されががちな朝鮮学校ですが、上記のような記事を見つけました。

イマージョン教育というのは未修得の言語を身につける学習方法の一つで、目標とする言語の言葉だけを習うのではなく、その言語環境で他教科を学びその言葉に浸りきった状態での言語獲得を目指す教育のことだそうです。(Wikipediaを参考にしました。)

僕の友人にも朝鮮学校出身の人がいるんですけど、確かに小学1年生の時から100%朝鮮語で授業が行われていたと聞いたことがあります。何十年も前からフツーにバイリンガルを量産し続けているわけで、そう考えるとちょっとオドロキですね。

このブログでも時折触れておりますように、昨今は日本語教育が必要な児童が増える傾向にあり、そんな子供達にどのような語学教育を施してゆくべきか、考えてゆくべきだと思うんです。

日常会話はできても文法用語だとか算数の用語だとかが理解できずに授業について行けなくなる・・・という話をよく聞くのですが、「イマージョン」の状態の場合はどうなのか、(どうやってそのへんを教えているのか、)興味深いところです。

ちなみに、日本の学校にありがちなのは「日本人のなかにブラジル人が混じって授業を受ける」というもので、これは「サブマージョン(水に沈める)」と言って「イマージョン(水に浸す)」とは全く別の状態なのだそうです。この場合はやはり、授業についてゆけないといった弊害が出てくるのかも知れません。


反日教育とかはやめていただきたいもんですが、言語教育に限っては、朝鮮学校からも大いに学ぶところがあるのかも知れません。
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2008年09月18日

NHK教育で特集される、「日本語と手話の関係」とは?

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NHK教育の番組「ETV特集」にて、手話と日本語の関係が取り上げられるようです。

番組の題名は「手と言葉で生きる」

じつは「ろう者」の人たちがネイティブに使う独自の手話は、「日本語」の文法とは異なった言語なのだそうで、手話のみで普段会話している子供達に「日本語」を教えるのはとても困難なことなのだそうです。
特に、手話にはない「て・に・を・は」の使い方を伝えることは困難を極めるとか。

「ろう者」の方ではなく、まあ私達は普段から外国人に対して日本語を教えているわけですが、そんな中でもやっぱり媒介語を使わない「直説法」で「て・に・お・は」の使い方を伝えることはやっぱり大変です。


もしかすると、僕たちの普段やっている「日本語教育」にとっても大いに参考になる、工夫や知恵があるのかも知れませんね!


また、ハンディを背負った子供達が、どのようにして日本語を学んでゆくのかも気になるところです。


NHK教育 ETV特集「手と言葉で生きる」は、

9月21日夜10時より放映予定だそうです!!


んん〜これは見逃せません!
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2008年09月15日

日本語の指導が必要な外国人の児童が過去最多

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朝日新聞より。

日本語指導必要な子が最多

 日本語の指導が必要な外国人の児童・生徒が07年度は1年前より13.4%増え、91年度の調査開始以来最多の2万5411人となったことが、文部科学省の調べでわかった。文科省は、日本語指導者への講習会や、就学前の初期指導教室(プレクラス)の調査研究といった支援策をさらに進める方針だ。(続きを読みたい方はこちらから。)




確実に増えてきている、日本語学習が必要な子供達。
ブラジル人の子供が注目されがちですが、他の国籍の子供も増えているのではないかと思われます。

学生時代、ゲームセンターでバイトしていた時、そのゲーセンの同一経営のお店に男性用サウナがあったのですが、
そこの従業員がブラジル人だったらしく彼らはゲーセンの2階で寝泊まりしていました。

一般の人には目にとまらなくても、恐らく外国から労働に来られる方というのは確実に増えているのかも知れません。


自分はイチオ〜日本語教師なので、こうした問題をみると、やはり「自分にできることはないかな〜」と思ってしまうんですが、
子供に対しての日本語教育ってどんなものなのか、いまいちハッキリつかめません。

考えてみれば、養成講座も、検定試験も全て「就学生」とか「留学生」を主軸にしたもんですもんね。もちろんこういった問題が「ある」といったことは学びますが、こういった境遇の子供達に「どのように教えるか」具体的なところまで踏み込む養成講座というのは、無いと思います。

そう考えると、以前このブログで取り上げた「日本語教育の新しい資格制度」というのも、必要なんですね〜やっぱり。


もし、新資格制度ができたら、日本語教師としての幅を広げるためにも、勉強してみたなぁ〜と思います。
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2008年09月10日

iKnow!が多言語化。日本語学習も可能に!

ITmedia Biz.IDより
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iKnow!が多言語化 まずは日本語学習、甲斐田裕子氏などの声優起用

英語学習サイトなのに正しい日本語が学べる――。SNS型英語学習サイト「iKnow!」で、外国人向け日本語学習コンテンツが公開された。日本語の発音には、アニメ『スパイダーマン』などに出演した甲斐田裕子氏などの声優を起用した。(続きはこちら)



むらログさんでもとりあげられちます。


完全無料でネット上での英会話学習コンテンツ提供を実現している「iKnow!」が、機能拡張し、多言語の学習が可能になるそうです。
それでもってその多言語化第1弾が・・・日本語!

おお〜意外ですね。中国語でも韓国語でもなく日本語なんですね。

タダで日本語が学べるなんてスゴイ!今年一番の大ニュースかも?


こうした多言語学習用のソフトウェアって、ネット上ではiKnowしか知らないのですが、「教育ソフト」としてはいくつかあります。インフィニシスの多言語学習ソフトなんか100カ国語に対応していますね!!

(それでもトンガ語には対応していませんね!どんだけマイナーな言語なんでしょうかトンガ語!!)


しかし、(iKnowに当てはまるかどうかはわかりませんが)今まで発売された多言語ソフトには不満もありました。



どんな不満があったの?(続きを読む)
ラベル:iKnow!
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2008年09月06日

文部科学省が日本語教育能力に対する資格認定制度を新設?

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少し古い記事ですが・・・。
MSN産経新聞より

【教育】日本語教育の資格制度提言 外国人の子供へ対応策

 日系ブラジル人ら日本で働く外国人が増える中、公立の小中高校で日本語指導が必要な外国人児童生徒への対応策を検討している文部科学省の有識者会議は、日本語教育能力に対する資格認定制度を新設して教員の指導力を高めるなど、今後5年間で実現すべき施策を挙げた報告書の素案をまとめた。(続きはこちら)



最近は国内でも日本語教育(外国人に日本語を教える)の需要が表出してきてますね。
インドネシアから来る看護婦さんしかり、毎年増加する各企業への「研修生」しかり・・・。
そして、最近ホットな?話題のひとつがこの日系ブラジル人の子供達の問題ですね。

でもまあ、問題があるというのはわかるのですが、何だか日本語関係の施策が乱立気味なような・・・。

国際交流基金・JICA・外務省、そしてここで話題になっている文部科学省がそれぞれ別々に対応策を打ち出してきている気がします。連携というものができないんでしょうかねぇ。



ところでこの有職者会議のみなさんは・・・(続きはこちらをクリック)
posted by MSD at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

海外日本語教師の訪日研修が終了

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WEB埼玉より

「日本は忙しい国」さいたま 海外教師が日本語研修

 各国で活躍する外国人日本語教師の短期研修会が、さいたま市浦和区の国際交流基金日本語国際センター(松尾修吾所長)で7月から約2カ月間行われ、アジアやヨーロッパなど23カ国から計43人が参加した。このほど歓送会が行われ、ホームステイ先のホスト・ファミリーらも参加し、日本での生活や思い出を振り返った。

(中略)

 日本について、研修者からは「忙しい」「スピードが速い」「住みやすいが疲れる」という声が多かった。一方で「すしがおいしい」「トイレのセンサーにびっくり」「ごみの分別している国は他にない」など、日本の良いところを挙げていた。(全文読みたい人はこちら)



 毎年行われる外国人日本語教師の訪日研修ですが、今年も終了したようですね。トンガから来日した人はいなかったのかな?

 次は多分成績優秀者(学生)が来日するんでしょうか?トンガハイから学生が来るかも知れませんね。


 私の赴任していた学校にもカウンターパートがいたのですが、彼女は未だ教員学校も卒業していないので訪日研修に参加できる可能性は今のところかなり低いです…。優秀な人なのにちょっと残念。

 短期の研修なので、日本に来たからと行って日本語がすぐに上手になるとは思えません。なので、先生達には(海外が初めてという方も多いと思うので)せいぜい自国と日本という国のカルチャーギャップというものを体験してもらって、異文化に接するということはどういうものなのか経験して欲しいですね。そして、その経験を是非とも現地で学んでいる子供達に伝えて欲しいものです。
posted by MSD at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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